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20th Anniversary Special Talk(中編)

北九州ファッション協会創立20年記念座談会の様子北九州ファッション協会創立20年記念座談会
北九州市長×商工会議所会頭×協会専務理事
KITAKYUSHUを語る。

それぞれの視点から語っていただいた北九州のこれからのまちづくり。前・中・後編の3シリーズに分けてご紹介します。今回はシリーズ第二弾の中編です。(敬称略)

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中編

ものづくりや産業デザインのレベルアップ
北九州のイメージアップのためにも
デザイン力やファッション性が重要に

池浦・商業やサービス業に従事する事業所のほとんどが、中小企業に属するわけですが、資金面やPR戦略など難しい問題もいろいろ抱えています。そこを何とかフォローできないか、と北九州ファッション協会でも考えるわけで、今回のウェブサイト作成についても、各商店などのPRツールとして活用できれば、との想いもあります。市や商工会議所では、今後どういう点に力を入れていきたいとお考えですか?

工業分野の「ものづくり」の過程でも
デザイン力の活性化がポイントに(重渕)

重渕会長重渕・そうですね。私は、「デザイン力」の活性化がポイントに挙げられると思います。工業分野における「ものづくり」の過程でも、さまざまな技術研究や商品開発が不可欠ですが、その中には非常に第3次産業的な要素が求められる分野もあるわけです。たとえば、流行の最先端であることも求められますし、消費者のニーズを的確にとらえたデザインであることもその一つ。ファッションと共通するところもありますよね。

北橋市長北橋・平成19年を振り返ってみますと、やはりデザインやファッション性に着目したシンポジウムを行っています。3月には、ものづくりや産業デザインのレベルアップを考える「北九州デザインシンポジウム」を開催。10月には、北九州イノベーションギャラリーで「中小企業だからこそできる製品開発~売れる製品の秘訣~」と題した工業デザインシンポジウムを行いました。「デザイン」がよくなれば、「ものづくり」の分野でも付加価値がいっそう高まります。「デザイン」に着目することで、よりよい相乗効果が期待できるのではないか、といろいろな団体と協力しながら一歩一歩進めているところです。

重渕・そういう話題になることやおもしろいことを数多くやっていくことが大切だと思います。昨年、私どもTOTOも参加させていただいた「街じゅうアートin北九州2007」では、便器を素材に一つのアートを仕上げたり、岡野バルブさんのバルブを素材にオブジェを創ったり、「ものづくり・ものアート」をテーマに、さまざまなアーティストたちが工業製品などを用いた作品を制作・展示しました。多くの人が工業やものづくり、デザインやアートに関心を持つきっかけになったと思います。そんなまちなかに広がる話題づくりを、これからもバックアップしていかなくては、と感じました。

池浦・その活動が北九州のイメージアップにもなりますし、市が推進しているビジターズ・インダストリーという面でも貢献できそうですね。

ビジターズ・インダストリー振興のためにも
第3次産業の活性化に力を注ぎたいですよね(北橋)

北橋・行政では、あらゆる努力をしてビジターズ・インダストリーを振興しようとしていますが、ものづくりに関しては世界に冠たる水準の企業群ががんばっておられます。これから、商業やサービス、デザイン部門などの第3次産業系が強くなってくれば、本当に勢いのある、そして「華」のあるまちになっていくと思いますので、その分野に力を注いでいきたいですね。

池浦・具体的に何かアイデアがありましたら…。

北橋・たとえば、大連市では中国屈指の規模を誇る「大連国際ファッション祭」が有名ですよね。

池浦・私も2回ほど行きましたが、ものすごい規模ですよね。

北橋・上海や北京に決して負けない勢いがありますよね。大連市のようにファッションやデザインに対して、まちを挙げて取り組んでいるというのは、非常に参考になると思います。

池浦・大連市には、中国初の国家公認モデル養成校「大連モデル芸術学校」がありますよね。大連国際ファッションショーだけでなく、パリコレなどにもモデルを輩出しているそうですよ。

若い起業家をバックアップする体制づくり。
資金面のサポートも重要ですよね(池浦)

池浦氏池浦・若い人たちが何かおもしろいアイデアをカタチにしようとした時、やはり気になるのが資金面だと思うのですが…。

北橋・確かに今の経済情勢では、若い人たちが新しい分野で事業を興そうとしても、銀行などからお金を借りにくい事情がありますね。特に第3次産業となると、才能があってもなかなか難しいことが多い。才能があるのに埋もれている人も多いのではないでしょうか?これは個人的な見解なのですが、2006年のノーベル平和賞にバングラデシュのグラミン銀行が選ばれましたよね。土地などの財産を持たない人々にお金を融資し、さらに借り手に起業家教育を施している事業展開が、北九州で若い起業家を育てるためのヒントにならないかと考えさせられました。

重渕・今、北九州の工業分野の方向性や内容も、従来の素材産業から組立産業などの高付加価値型産業に変わってきています。その分、ビジネスチャンスも多岐にわたり、アントレプレナー(起業家)の卵も出てきています。若いアントレプレナーを育てるという意味でも、行政や商工会議所などのバックアップや資金援助があれば、非常に大きな励みになりますよね。若い人たちが「北九州なら、何かがやれるぞ!」「北九州が今おもしろいぞ!」と勢い込める土壌を作っていかなければ。それがあれば、大学を卒業しても地元の北九州に残る人や、地元に戻ってこようとする人も増えるのではないかと思いますね。

池浦・若い起業家たちをバックアップする体制づくり。行政サイドからも商工会議所からも、そして我々の協会からも、「こんな風にサポートしていきますよ」とアピールしていきたいですね。今回立ち上げたウェブサイトも、その一助になればと思います。

重渕・じゃあ、若い人に人気のサイトにならないといけないね(笑)。

後編につづく↓

聞き手・編集・文責:Brain Child 重岡美千代
カメラ:RAD STUFF 吉井秀喜

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Posting: 08/06/01 09:00   Comments:    Tags: INTERVIEW   Top↑

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