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20th Anniversary Special Talk(後編)

北九州ファッション協会創立20年記念座談会の様子北九州ファッション協会創立20年記念座談会
北九州市長×商工会議所会頭×協会専務理事
KITAKYUSHUを語る。

それぞれの視点から語っていただいた北九州のこれからのまちづくり。前・中・後編の3シリーズに分けてご紹介します。今回は、いよいよシリーズ最終回となる後編です。(敬称略)

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後編

北九州のイメージカラーが灰色→青色にグレーのイメージを払拭するためにも「華」と「花」のあるまちづくりを

池浦・「華」のあるまちづくりについて、(前編・中編を通して)いくつかの具体的なアイデアも出てきましたが、他にはいかがでしょう?

left北橋・今日ね、私がしているネクタイは「エコネクタイ」なんです。いくつか種類があるんですが、割と色が地味なものが多いんですね。赤っぽいのは、これ一種類くらい…。で思ったんですが、エコネクタイのデザインをコンクールなどで公募するという案はどうでしょう?

池浦・いいアイデアですね。ファッション協会では今、西日本工業大学の生徒たちと組んで、オリジナルエコバッグの制作に取り組んでいるところですが、エコネクタイのデザインもぜひファッション協会に企画させてください!ウェブサイト上で広く募集してもいいですね。

ところで、デザインを考える時、「色」が重要な要素になるのですが、おふたりは、北九州のイメージカラーは何色だと思われますか?

ブルーがシンボルカラーにふさわしい工業都市だなと評価されるように・・・(重渕)

重渕・ある全国調査(「平成18年度・北九州市の認知度に関するアンケート調査」によれば、北九州のイメージカラーが灰色から青色に変わってきたらしいね。どうしてブルーに変わったのか不思議でしたが、先ほどの「リバーアスロン」の話を聞いていて、これまでの環境に対する取り組みが高く評価されているのかなと思いました。我々、工業分野に従事する者としてもこのことを認識し、「北九州は、ブルーがシンボルカラーにふさわしい工業都市だな」と評価されるように心していきたいですね。実は今TOTOでは、山本寛斎さんとのコラボレーションを計画しているんですよ。住宅設備の中に、寛斎さんのあの鮮やかな色調がどう取り入れられるのか、楽しみなところです。

まちの彩りとして、もっと「花」を求める声をよく耳にしますね(北橋)

北橋・個人的に好きな色はオレンジっぽい色ですが、市の花はひまわりなので黄色をイメージする人も多いかもしれませんね。もちろん海や青い空を連想させる青色もいいと思います。対外的には緑豊かなまちというイメージが強いようですが、最近ではまちなかにもっと花を求める声をよく耳にしますね。

池浦・まちに花の彩りですね。今、新しい勝山公園でもボランティアの方々が花を植える活動をされていますが、同じように、商店街や市内にも花があふれると、まち全体が明るい印象になりますね。

北橋・それに灰色のイメージがもっと低くなると思うんです。これも個人的に注目している活動なんですが、通常なら家の門の内側や塀の中に飾る花を外に出そうという運動を始めている地域があるんです。花の入ったバスケットやコンテナガーデンを道行く人が見られるように飾るという趣向ですが、何ともヨーロッパ的な発想ですよね。一人ひとりの心がけで、街並みが彩り鮮やかになる。まだまだ小さな点ですが、素敵な試みだと注目しています。

中心市街地の通りに花と小さなカフェスペースのあるまちづくりはどうでしょう?(池浦)

池浦・それはいい取り組みですね。我々もこの中心市街地の商店で、店の前の通りに花を置いたり、小さな椅子やカフェテーブルを置いたりして、街並みを心豊かに演出できないかとよくアイデアを出すんですよ。ところが道路交通法などの関係で、なかなか許可をもらえないのが辛いところで…。福岡市では期間限定ですが、天神界隈で「福岡・朝カフェ」というイベントをやっていますよね。期間や時間限定でもいいので、通りを活用した空間演出が出来ないものでしょうか?

北橋・それは早速調べてみたい。なかなか興味深い話題ですね。

池浦・我々のように商店を営む者としては、毎日自分の店の前をきれいに掃除するのは当たり前のことなんですね。たとえば、掃除した所にちょっと花を置いたり、コーヒーなどが飲める小さなカフェスペースを演出できたら、道行く人が足を止めることもあるかも知れない。中心市街地に人々が集まってくるきっかけにもなると思うのですが…。

重渕・今年1月には、改正された「まちづくり三法」の「中心市街地活性化法」に伴って新しい基本計画などを策定するため、北九州市では小倉と黒崎の2地区で中心市街地活性化協議会が設立されました。私が今、まちづくりの視点として注目しているのは「歩いて暮らせる安全なまちづくり」という考え方。中心市街地が徒歩や車椅子で自由に行き来できること。買い物したり、散策したり、歩いて楽しい活気あふれるまちづくりを、と思っています。その歩道に、きれいな花が咲いているというのもいいですね。小さなカフェスペースがあれば「あのまちの一角はおもしろいから出かけてみようよ」と話題にもなるし、まちなかを散歩する楽しみも増えると思います。

池浦・花と小さなカフェのある北九州の中心市街地案。ひとつの案として、今度の活性化協議会でも提案してみたいですね。

北九州は食べ物が新鮮で美味しい!非常に住みやすいまちです(北橋)

池浦・さて、そろそろプライベートなお話も少し伺いたいのですが。市長は以前、「奥さまは戦友のような存在です」とお話になっておられたようですが…。

北橋・今は平時に戻りましたからね(笑)。今でこそ、男女共同参画社会やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が大切だ、と言っておりますが、これまでの自分の人生を振り返ってみると、そういうことを語る資格があるだろうか、と正直反省する点もあります。子育てに関しては、妻に任せっきりの頃もありましたしね(笑)。しかし人間、反省が大切ですから。反省と償いの気持ちも込めて、ワーク・ライフ・バランスを支える行政の仕組みや、子育てしやすい生活環境づくりなどに取り組んでいきたいと思っているところです。

池浦・あらためて、北九州の印象はいかがですか?

北橋・私は、食生活というのは人間にとって大切なものだと常々思っているのですが、北九州は、とにかく食べ物が新鮮で美味しい!しかも値段が安いですよね。政令市の中でも物価の安さはトップクラスです。非常に住みやすいまちだと思うのですが、気になるのは若い人材の市外への流出。大卒の8割、高卒の4割が市外に就職しているというデータもあります。そんな若くて優秀な人材が「北九州で一旗揚げよう!」「北九州で働こう」と思えるようなまちになるためにも、第3次産業の活性化は大切なことです。第3次産業を盛り上げていくためにも、池浦さんのように意欲にあふれた経営者の方々や商工会議所の皆さまとしっかり手を組んで、精一杯の努力をしていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

北九州に住んで50年・・・みんなでこのまちをより良くしていきましょう(重渕)

重渕・こちらこそよろしくお願いいたします。私も家族に関しては、市長同様、妻に任せっきりでしたので…(苦笑)。しかし、今では私の人生の中で、一番付き合いの長いのが妻ということになりましたから、これからは愛想をつかされないように大事にして、自分たちに許された時間を仲良くやっていかなくちゃ、と思っているところです(笑)。

私は、北九州に住んで50年ほどになります。人生の7割くらいをこの地で過ごしていますが、やはり住みやすいまちだと思いますね。ところが長年住んでいる方の中には、それをあまり実感していない方も多い。そんな方々も含めて、みんなが北九州のまちの良さを再認識したり、「みんなでこのまちをより良くしていこうじゃないか」という気運が高まれば、このまちの可能性はまだまだ広がると思います。商工会議所として、いろいろな皆さんや市長にもご相談しながら、時には行政の力も借りながら、まちづくりのために精を出していきたいと思っております。

池浦・北九州ファッション協会との連携も、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

重渕・そうですね。

北橋・みんなで一緒にがんばっていきましょう。

池浦・今回はいろいろなお話を本当にありがとうございました。

<完>

聞き手・編集・文責:Brain Child 重岡美千代
カメラ:RAD STUFF 吉井秀喜

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Posting: 08/08/25 09:30   Comments:    Tags: INTERVIEW   Top↑

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