トライアスリート 伊藤弥生さん
ステップを昇り―目指すはロンドンオリンピック!
18歳でトライアスロンを始め、わずか2年でアジア選手権ジュニアの部で優勝するなど、数々の輝かしい成績を収めているトライアスリート・伊藤弥生さん。現在、小倉南区にあるウイングスTCに所属している伊藤さんに、選手権のことや将来の目標、北九州ファッション協会とのかかわりについてうかがいました。(敬称略)
伊藤弥生(いとうやよい)プロフィール
所属/ウイングスTC(http://www.geocities.jp/tc_wings/)
生年月日/1987年3月13日(21歳)
血液型/A型
これまでの主な競技成績
〈2004年度〉
・福岡トライアスロンフェスタ2004 優勝(チャレンジ)
・新門司ブルーグラス杯トライアスロン大会 最下位
〈2005年度〉
・宮崎シーガイアトライアスロン大会 優勝
・北九州リバーアスロン大会 優勝
・2005年度世界選手権(ジュニアカテゴリー)28位(日本人2位)
・2005年度九州・沖縄スプリント選手権 優勝
・2005年度日本選手権(エリートカテゴリー)20位
〈2006年度〉
・アジア選手権中国大会(ジュニア) 優勝
・世界選手権スイス大会(ジュニア) 27位(日本人2位)
・2006年度九州・沖縄スプリント選手権 優勝
・2006年度日本選手権(エリート) 13位
(社)日本トライアスロン連合ジュニア強化指定S選手
〈2007年度〉
・リバーアスロン2007 優勝
・世界選手権ドイツ大会(U-23) 21位(日本人2位)
・2007年度日本選手権(エリート) 24位
(財)日本オリンピック委員会認定・若手オリンピック有望選手に選ばれる
(社)日本トライアスロン連合強化指定C選手
福岡県トライアスロン連合優秀賞受賞
〈2008年度〉
・カーフマンJAPAN九州ステージ 2位
・アジア選手権選考大会 5位
・アジア選手権広州大会(U-23) 5位
インデックス
5月のアジア大会5位、世界選手権出場権獲得!
崎間・アジア選手権広州大会、お疲れ様でした。
伊藤・中国でのアジア選手権は2006年にジュニア大会を経験していて、その時は食中毒にかかりながらも優勝した思い出深い場所だったので気合が入っていました。でも、当日はスイムの大幅な出遅れから、自転車では先頭から1分半遅れの最悪なレース展開に。ところがランに入ったとたん気温がいっきに35度近くに上がり、前の人が次々と落ちてきたので、「これはいける!」と思いました。暑いレースは大好きなので、10番手くらいから徐々に順位を上げて5位でゴールでき、世界選手権(※1)の出場権がとれてよかったです。
崎間・おめでとうございます。その世界選手権はいつあるのですか。
伊藤・6月8日にカナダのバンクーバーで行われます。私にとって世界選手権は4回目、23歳以下では2回目なので、池浦さんとも約束したんですが、前回の21番を上回る15番以内を目標にがんばりたいと思います。実は前回、スイムの時点では先頭集団にいました。しかしトランジッションの際、寒さのせいで着ていたウエットスーツの着替えに時間がかかり、大幅にタイムロス。次のバンクーバーでもウエットスーツ着用なので、その時の経験を糧にして先頭集団に食らいついていくつもりです。
崎間・さらにその先の目標を教えてください。
伊藤・まずはワールドカップ(※2)に出られるように、ランキングをあげていくのが目標です。そしてエリートカテゴリーでのアジア戦、さらにはワールドカップでポイントを稼ぐ。そうしてようやくオリンピックへの道が開けてきます。トライアスロン競技は選考会のような一発勝負ではなく、ワールドカップで転戦しながら良い成績を修めたポイントの総合点で評価されます。一つひとつ積み重ねながら、4年後のロンドンオリンピックを最終目標に、がんばっていきたいと思います。
水泳からトライアスロンへ―家族の応援が力に
崎間・トライアスロンをはじめたきっかけは?
伊藤・水泳は0歳時のベビークラスからやっています。小学校3年から選手コースに入り、一時受験勉強で中断した以外は高校まで続け、県大会や九州大会に出場していました。そして、高校卒業の時にコーチから「トライアスロンをやってみないか?」と薦められ、2004年の4月に立ち上がったウイングスTCに2005年から所属しています。今年で4年目になりますね。
崎間・競技に対する不安や家族の反対などはなかったですか。
伊藤・走るのは元々好きでしたが、ぜんそくがあり倒れたこともあったので、ほんとにできるのかと正直不安でした。そこで2004年9月に初めてチャレンジした福岡トライアスロンフェスタで2位に5分差をつけて優勝し、少し自信がつきました。ところがその2ヵ月後に出た門司の大会では自転車がパンクして最下位に。「このままじゃあ終われない!」と逆にやる気が出ちゃいました。父もトライアスロンをやっていたので理解はありましたが、最初は猛反対。2005年の記録会でジュニアの強化指定に選ばれ、アジア選手権に続いて出場した世界選手権に両親が応援に駆けつけてくれた時は、とてもうれしかったですね。
崎間・連日ハードな練習をされていますが、たまの休日には何を?
伊藤・実家に帰って、車を運転しながら音楽を聴いたりしてリフレッショしています。日ごろは朝早くから家を出て家族と話す機会も少ないので、休養日は妹たちと出かけたりおしゃべりできる大切な時間ですね。自分の中で二人の妹の存在は大きいです。レース前には手紙をくれたりミサンガを編んだりして応援してくれます。「一緒にトライアスロンをやろう」て誘うと、いやだって言ってますけどね(笑)。
街の景色が楽しめる『北九州リバーアスロン大会』
崎間・北九州ファッション協会とのかかわりは?
伊藤・私個人としては、2005年の北九州リバーアスロン大会に参加させてもらってからのお付き合いです。最初、紫川を泳ぐと聞いたときは「ホントにここで泳げるの?」とちょっと心配したのですが、思った以上にきれいで気持ちいい。そのうえ観客との距離が近く応援の声もよく聞こえてノリノリで泳げました。2007年の時にはスイムを先頭であがったので、大声援を浴びたことを今でもよく覚えています。
崎間・レースをしながら見える街の風景は?
伊藤・川で泳ぐレースは他でも経験がありますが、どちらかというと原っぱのようなのどかな場所が多い。そこへいくと小倉城やリバーウォークなどを望む市街地でのレースというのは、また違った印象ですね。「トライアスロンに興味があるけれどちょっと・・・」と迷っている初心者の方には、リバーアスロンはおすすめです。日ごろ見慣れている地元の街を駆け抜けるのは楽しいですよ。
崎間・夢を追いかけるアスリートとして何かメッセージを。
伊藤・ウイングスTCでは今年の4月から「キッズトライアスロンスクール」を始め、私もコーチのアシスタントとしてお手伝いさせてもらっています。自分は高校卒業してからトライアスロンをはじめましたが、小さな頃からできる環境があるというのはすばらしいと思います。トライアスロンはスイム・バイク・ランの三つの要素があるので、何かで伸び悩んでいても、違う可能性が開花することも。若いときからいろいろな経験をするのは、絶対に将来役にたつはずです。私と同じように夢を追いかける子どもたちの手助けができればと思っています。

夢の実現に向けてがんばる『伊藤弥生さん』にエール!
池浦・「先のホームページ披露パーティの席で、アジア選手権3位を目指すと意気込みを語ってくれた弥生さん。結果は残念ながら5位でしたが、天候不良で他の選手が順位を落としていく中、逆に10位から5位まで順位をあげたがんばりには拍手をおくりたいですね。
まだまだ個人で大会に出場しているので、遠征資金など充分ではないと聞いています。当協会ではHPに応援フラッグをつけるなど、今後も応援していきます。
市民や協会会員の方々には、弥生さんのレースウエアにロゴを載せるなどして、ぜひ資金的援助をお願いします。北九州地域から世界へ向けてがんばる若きアスリートを、街をあげて応援しましょう。」
伊藤さんが着るユニフォームにスポンサー広告を募集しています!


■伊藤さんのユニフォームスポンサー広告のお問合せ先
ウイングスTC(http://www.geocities.jp/tc_wings/)
カメラ:北九州商工会議所 まちづくり推進課 三好 伸広
聞き手・文責:崎間 恵子
※ 世界選手権…ジュニア・U-23・エリートの3つのカテゴリーに分かれ、毎年1回行われる。
※ ワールドカップ…シリーズ形式で年間に世界各地で7~8戦が行われ、各大会での成績をポイント化し順位を決めていく。こちらはエリートカテゴリーのみ。
![k-fa.org[ケイファ.オルグ]北九州ファッション協会](http://k-fa.org/wp/wp-content/themes/kfa/images/rogo2.gif)









この記事へのご感想:0 件 ↓
下のフォームから、この記事に関するご感想をお気軽にお送りください。
この記事へのご感想をお待ちしております!