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atlier.Ta.a.Naの川口高廣さんと
(株)ネクストマップの石橋涼子さん

atlier.Ta.a.Naの川口高廣さん世界でひとつ、あなただけのデニムを。

デニム素材を中心に、すべてオリジナルデザインでレディースファッションを展開する北九州発のブランド「atlier.Ta.a.Na 」。八幡西区に店舗を構えながら、ネット販売で主に関東・関西からのオーダーで業績を伸ばしています。そして昨年10月、門司港で行われたショーにおいて(株)ネクストマップとのコラボで立ち上げた「t-shirts」ラインの新ブランド「Pine Open Field」を発表。「atlier.Ta.a.Na」の代表・川口高廣さんとネクストマップの石橋涼子さんに、仕事のことや北九州ファッション協会との関わりについてうかがいました。(以下敬称略)

atlier.Ta.a.Na(アトリエ・ターナ)

http://taana.blog19.fc2.com/
http://www.rakuten.co.jp/atliertaana/
住所/北九州市八幡西区永犬丸3-16-13
電話/093-602-7779
営業/11:30~20:00
定休日/火曜日
代表取締役 川口高廣(かわぐちたかひろ)

株式会社ネクストマップ

http://nextmap.jp/
住所/北九州市門司区松原1-11-7
電話/093-391-9111
石橋涼子(いしばしりょうこ)

インデックス

atlier.Ta.a.Na―
オリジナルデザインの北九州発ブランド

川口さん崎間・ターナの名前の由来は何でしょうか?

川口・ブランドのネーミングを考えているときに、たまたまラジオからティナ・ターナの曲が流れてきたんです。高廣の「タ」がついている、語尾に「ナ」が付いているとかわいいイメージがあるなど、意味は後付けもあるんですけど、割と軽い気持ちで付けました。

崎間・店舗のオープンは昨年の2月14日でしたね。

川口・ブランドを立ち上げたのは2007年12月で、当初はネット販売のみだったのですが、ショップをもつことでブランドの信用性が上がると思い開店しました。分かりづらい場所なので来店者は少ないですが、訪れた人の購買率は高い。他にはないデザインと、値ごろ感が分かっていただけるからでしょう。

崎間・お店のコンセプトは?なぜデニムだったのでしょうか?

デニムのワンピース川口・以前、スーツのオーダーを手掛けていた頃は、お客さんの指定された物を作るという作業だったので、面白みがなかったですね。自分でデザインした服を作りたい。そこで、デニムならオールシーズン着れて採算性が良いのではないかと、デニムに特化しました。デザイン的にはネットで勝負するならワンピースでもジャケットでも明らかに違いが分かるもの、といっても奇抜すぎてもダメなんです。デイリーに使えるものから個性的なものまで。たとえば半袖のGジャンやパーカータイプのモッズコート、ポンチョなど、ビッグネームではあまり扱わないようなアイテムも作っています。

崎間・オープンから間もなく1年になりますが?

川口・まだまだ販売数は少ないですが、ネット上で検索エンジンを上げるなど工夫の余地があります。

崎間・ファッション協会との出会いは?

アトリエターナ川口・昨年3月、福岡でのイベントに初めて参加させていただきました。以前、JCに入っていた頃に池浦さんとは面識があったのですが、実はもっと前にかかわりがあったんです。30歳のころ、名古屋のモード学院で服飾の勉強をしていた時に、北九州で実施されたファッション大賞に応募しました。約2000点の応募作品の中から40点ほどが選ばれ実際に制作するのですが、その時、僕の作品を選んでくれたのが池浦さんだったんです。10年以上前の話で、その事を先日話題にすると池浦さんは覚えておられなかったのですが、やはり何か縁があったのだと感じますね。

崎間・具体的に参加された活動はありますか?

川口・8月に行われたモーターボートのSG戦の際にファション協会がアロハを作るというという企画があって、公募で採用されたデザインをもとに52着を作らせてもらいました。

石橋・その際に、ネクストマップではTシャツ部門のプリントを担当させてもらいました。ちょうど、10月に予定されているイベントで「atlier.Ta.a.Na」さんと一緒に何かできないかと話し合いをしていた頃です。

門司港のショーを契機に、
新ブランド「Pine Open Field」デビュー!

新ブランド「Pine Open Field」崎間・新ブランドについて教えてください。

川口・10月に4部門ぐらいでショーを開催するので参加しないかとの話があり、僕としては自前のショーのすぐ後だったこともあって、ネクストマップさんと一緒に「t-shirts」ラインで打ち出すことにしました。やってみるとデニムとTシャツというのは、お互いを引き立て合う。相性の良さを改めて実感しました。

石橋・ネクストマップでは、通常お客さんが持ち込んだロゴやデザインをプリントするという仕事が中心なので、今回のような、意見を出し合ってまったく新しいデザインをつくり上げていくという作業は初めてのこと。難しくてとまどうことも多かったのですが、自由にやらせてもらい、とってもやりがいがありました。おかげ様で、ショーでは秋冬物として19アイテムを披露することができました。

崎間・活動の拠点が北九州市にあるということは、クリエーターにとってどうなのでしょうか?

川口・ファッションに関して、北九州市に限らず地方都市で制作するのは難しいと思います。首都圏や関西などでは人口が多いとそれだけ幅広いニーズがある、さらには生地などの素材がすぐに手に入るという制作する環境も整っていますから。今、北九州ではデザインから起こしブランドとして服を作っているのは僕を入れてたぶん2人しかいないのでは。勉強する人も東京にどんどん出て行っているのが現状です。

崎間・地元にも服飾系の学校などあり、興味をもっている若者は多いのでは?

川口・趣味の域を超えて、ファッションデザイナーになりたい、という職業選択がこの街にはないような気がします。だから、若いうちに大都市に出て行って勉強をすることもとても大事。切磋琢磨して成長できると思います。その先で自分のブランドを持つとなると、逆に都会では資金力が必要になってくるので、力をつけてから戻ってきてデザイナーとしてやっていけばいい。ネット販売という手法を使えば、今はどこにいても発信することが可能ですから。

石橋さん石橋・私自身、今回の「Pine Open Field」の立ち上げはとてもいい経験になりました。これまで直にショーを見る機会というのもなかったので、インパクトが大きくて、とても新鮮に感じられました。この様なイベントを開催することで街が元気になり、若い人に夢を与えられるような気がしますね。

崎間・次はどんなイベントを予定されていますか?

川口・ショップのある永犬丸の近くに、川を挟んでちょうどすり鉢状になった広い公園があります。そこを会場にして、4月に地元の美容室のオーナーやデザイナー、ミュージシャンと一緒にイベントをしようと考えています。個人では負担が大きな事も、横のつながりをもつことで実現できるので、異業種で連携していけたらと思っています。

石橋・「Pine Open Field」ブランドとしても、そこで春夏のコレクションを発表できるよう、昨年末から制作しているところです。秋冬物は、はじめてということもあって白と黒、グレーなどのベーシックなかんじでしたが、次はガラっと違うイメージでと考えています。試行錯誤の連続ですが、ネクストマップとしても新たな一面として、継続して発信していきたいと思っています。

もっと若い世代が多く集う、北九州ファッション協会に

崎間・北九州ファッション協会の現状をどう思われますか?

川口・会員の年齢構成をみると、42歳の僕が年下になるくらい年齢層が高めです。大きな企業やスポンサーとのパイプ役など、運営面から考えると熟年世代が多いのも当然なのかと思いますが、もっと若い人たちが参加して欲しいと思います。やる気のある若者が集まってこそ、ファッション協会としてあるべき姿の活動ができるのではないでしょうか。

崎間・川口さん自身がちょうど橋渡し的な年齢になりますね。

川口・他の都市にあるファッション協会では、主に20代、30代が活動しているところもあると聞きます。地元には一人で地道に商売をしている人やデザイナー、ミュージシャンなどの若者がたくさんいますから、そこへも目を向けてほしいと思います。それから、小倉都心部での動きばかりで八幡西区方面ではほとんど関わりがないのが現状なので、これも注文を言いたいところですね。

ファッションブランドとして今後の目標崎間・最後に、ファッションブランドとして今後の目標をお聞かせください。

川口・年に2回、ショーなどのイベントをやろうと決めています。大きな事ではなく、小さなことを持続して発信していこうと思います。そして、50歳になるまでには東京でショーをやりたいという目標も持っています。努力を続ければ必ずかなうと信じていますから、ぜひ実現させたいですね。またファッション協会としては、地元に3校ある服飾系の学校ともつながりをもって活動をしていくことが望ましいのではないでしょうか。

石橋・昨秋のショーに携わってみて、見せるということがとても意味のあることだと実感しましたので、もっと多くの人にその感動を伝えられたらと思います。「Pine Open Field」ブランドとして最低3年は続ける予定です。年に2回6シーズンにわたって新たなファッションを提案していきますので、どうぞ今後の活動に注目してください。

以上

カメラ:北九州商工会議所 まちづくり推進課 三好 伸広
聞き手・文責:崎間 恵子

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Posting: 09/01/15 16:47   Comments:    Tags: INTERVIEW   Top↑

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