北九州の今!Love,Life,Fashion情報。k-fa.org[ケイファ.オルグ]北九州ファッション協会

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FM KITAQ/(株)北九州シティFM
代表取締役 熊谷 美佐子さん

人と人、人と情報を結ぶ─
それがコミュニティFM。

開局して4年半。小倉北区を中心に、地域に密着したリアルタイムの情報受発信と、オリジナリティ豊かなプログラムでファン層を伸ばしているFM KITAQ。8月からは北九州ファッション協会プレゼンツの番組「Love, Life&Fashion KITAQ(毎週土曜/21:00~21:55)」が始まり、当協会の会員や関連ある方々がゲストとして出演しています。そこで今回は、「FM KITAQからの逆出演を!」とリクエスト。代表取締役の熊谷美佐子さんにご登場いただきました。
(以下敬称略)


FM KITAQ/(株)北九州シティFM 代表取締役
熊谷 美佐子さん

[Profile]
1962年生まれ。朝倉市出身。O型・魚座。福岡市を拠点に広告制作、TV番組制作、販売促進などの仕事に携わり20数年。2004年、FM KITAQ/(株)北九州シティFMの代表取締役に就任し、現在に至る。
http://www.fm-kitaq.com
◎FM KITAQ 78.5MHz
北九州市小倉北区魚町2-5-17 インクスポットビル3F
TEL: 093-531-5313/FAX; 093-531-5317

◎FM KITAQとは…
2004年12月に開局したコミュニティFM。コミュニティFM放送局は、総務省から市町村単位で免許が与えられるラジオ局で、現在、全国に200局強がある。政令市では「区」に免許が与えられるので、FM KITAQは小倉北区の免許。カバーエリアは小倉北区を中心に隣接する区の一部と下関の一部で、エリア人口は約40万人。有線放送の「USEN」および「CANシステム」では市内全域と周辺地域で聴取できる。放送時間は朝7時~夜11時まで(土日は朝8時スタート)。

毎日の暮らしに、
ゆとりと潤いとスパイスを。
北九州ファッション協会の
番組がスタートしました。

重岡・まずは8月からスタートした番組「Love, Life&Fashion KITAQ 」について伺わせてください。始まるにあたっては、何かきっかけがあったんでしょうか?

熊谷・そうですね。実は以前、当局の別の番組にファッション協会の池浦さんが出演されたことがあって。出演後にいろんな人から「出てたね」「聴いたよ」と言われたらしいんです。こんなにダイレクトな反応があるなら、ファッション協会でも何か発信できたらいいよね、と雑談したのがきっかけだったと思います。いろんな媒体がありますが、ラジオは比較的簡単に、誰もが気軽に参加できるのが特徴。その「人」自身が出演することで、発信する情報だけでなく、人となりも伝わる血が通ったメディアです。ですから、北九州ファッション協会とは何なのか、どんな人がどんな活動をしているのかを伝える手段の一つとしても適しているのでは、という視点から企画しました。折しも協会設立20周年の節目の年ですし、これを機に幅広い層の人々にファッション協会の存在や活動内容を知ってもらえたら、と思っています。

重岡・具体的にはどんな番組なんでしょう?

熊谷・北九州ファッション協会の主旨同様、衣・食・住・趣味など生活全般に関することがテーマ。リスナーの皆さんの毎日の暮らしに、「ゆとりと潤いと、ピリッとおしゃれなスパイスを」という想いをベースに、大人の音楽とトークで構成する1時間番組です。番組中、15~20分程度、ファッション協会関連のゲストに出演していただき、MCとの対話形式でご自身の活動やライフスタイルなどを語っていただいています。

北九州の「今」のことを、
「今」伝えることを大切に。

重岡・開局5年目を迎えたFM KITAQですが、先ほどお話に出た出演者へのダイレクトな反応からも、リスナーが増えているという感じが伝わってきますね。

熊谷・そうですね。私がまちを歩いていても、「この前、○○さんが出とったね」などとよく言われるので、ずいぶん聴かれるようになってきたな、と実感しています。たとえばうちの場合、番組で告知するプレゼントを先着順にすることが多いんですが、松茸の時なんかすごかったですよ(笑)。スタジオまで取りに来ていただいた方に松茸を、と告知してから30分くらいで終了しちゃいましたから(笑)。あとはいただくメールの内容や量からも、地域に根付いてきたことを実感しています。そうそう、毎日のようにリスナーやゲストの方から差し入れをいただいている、というのもありがたいことでして。ただ甘いものがほとんどなので、体脂肪率が高くなったのが悩みの種ですが(笑)。

重岡・それは嬉しい悲鳴ですね(笑)。プレゼントは発送をもって…ではないんですね。

熊谷・カバーエリアが限られたコミュニティFMですから、フェイスtoフェイスをモットーにしています。とにかく来ていただいて、顔を合わせて、会話を交わすことを大切に。そこが県域放送局とは大きく違う部分だと思います。コミュニティ放送局は、ラジオのカタチはしているけれど、あくまでコミュニケーションの一つの手段だと思うんです。地域の人と人、人と情報などを結ぶ、その接続機械のようなもの。いわばインターフェースの役割ですよね。だからうちは、ラジオを主体にしながらも、地域の情報誌も出すし、イベントもするわけです。

重岡・なるほど。県域放送局とは違って、あくまで「心豊かなコミュニティづくり」がコンセプトなんですね。

熊谷・そういうことです。だから情報も本当に地域に密着している。うちではあまりないのですが、地方のコミュニティ放送局では、人捜し(迷子や徘徊癖のあるお年寄りなど)や、行方不明のペット捜しの情報などを発信している所もあります。FM KITAQでは、消防車の出動情報や不審者の情報などを毎日伝えていますが、これは役に立つと皆さんから言われます。新聞には載らなくても、ひったくりや痴漢、車上ねらいなどは毎日起きていますからね。県警からメールをもらって、市内のどこで、いつ、どういうことが起きたかを知らせています。注意を喚起することで、防犯にもつながると思いますから。事故による渋滞情報や災害情報も発信します。先日の大雨の時も、常に新しい情報を流し続けました。県域放送局やテレビだと、北九州のことばかり流せないですよね。でもうちは、北九州の「今」のことを、「今」言える。事故や災害が起きたらすぐ伝える。地域の情報メールが来たら、すぐに読む。これがコミュニティラジオのメリットだと思います。

ラジオだけでなく、
情報誌の発行や
イベント企画も展開。

重岡・そのほかFM KITAQならでは、ということもたくさんありますよね。

熊谷・放送の面では、ほとんどの番組が生放送ということ。全番組中、収録は3番組程度というのは、全国的にも珍しいと言われます。時にはスタジオを飛び出して、サテライトからのオンエアもやっています。「わっしょい百万夏まつり」では、市庁舎横の広場から3時間にわたって祭りの賑わいを伝えました。

重岡・これも恒例になってきましたね。

熊谷・ラジオ以外では、「北九州発、大人のライフスタイル情報誌」として、フリーペーパー(無料配布)の「Stage」を発行しています。ここでも地域の人々にたくさん登場していただくことを大切にしています。このほか、北九州空港の年間イベント企画も請け負っています。

重岡・北九州空港は、市の玄関口。コミュニティのまさに入口ですから、賑わってほしいですよね。

熊谷・北九州空港のイベントは、もう3年目になります。昨年のハロウィンには、仮装イベントもやって盛り上がりました。私もシスターのコスプレをしたんですよ(笑)。

重岡・に、似合いそう…。

熊谷・夏休みにはウルトラマンとの握手&撮影会やカブトムシ・クワガタ展で、ご家族連れに楽しんでいただきました。空港だけでなく、さまざまなイベントにも積極的に関わっています。FM KITAQの宣伝部長Qちゃんの出張要請も増えていて、お祭りや幼稚園などで市民の皆さんとのふれあいを楽しませてもらっています。まちの賑わいづくりのお手伝いとしての役割も、徐々に果たせるようになってきたかなと実感しているところです。

重岡・ほかにもFM KITAQならではの働きかけがありますか?

熊谷・そうですね。7月には、番組主催のパーティを開きました。「マイライフ・マイビジネス(毎週月曜/夜7時~8時)」という番組で、毎回地域の経営者の方々をゲストにお迎えしているんですが、今までご登場いただいた皆さんにお声掛けして。リーガロイヤルホテル小倉に、120名の方々にお集まりいただきました。さまざまな肩書きの方にご参加いただいたんですが、「番組にゲスト出演した」という共通項があったおかげで、とてもフラットな雰囲気の異業種交流パーティになったと思います。

まちづくりは、
楽しく、明るく、美しく。
そういうノリでよいのでは。

重岡・FM KITAQに来られる前は、福岡市を拠点にしておられたそうですね。そんな熊谷さんから見た北九州のまちは、どんなまちに見えるのでしょう?

熊谷・そうですね?。一言で言えば、とても真面目(笑)。統率が取れていて、組織で動く力はすごいと思います。また、たくさんの人がボランティア活動をしていて、誰もが地域や地域活性化のために、という想いでさまざまな活動をしている。これも素晴らしいと思います。「まちの活性化のために」という言葉を、これほど聞く地域は、私はほかに知らないですね(笑)。逆に言うと、「地域活性化」を声高に言わねばならないほど、このまちは低迷しているのか、と気になりますけど…ね。福岡に居た頃は、「地域のために」という言葉を耳にすることも、考えたこともあまりなかったように思います。みんなが好きなことや楽しいことをして、一生懸命仕事をしていれば、まちは自ずと発展していく。そんなスタンスでした。たとえば、福岡は商業のまちですから、付加価値を付けて、その分高く売ろうとするエネルギーがあるんです。一方、工業製品はある程度売価が決まっていて、量を出そうとしますから、出来る限りコストダウンして利幅を獲得しようとするでしょう? 一概には言えない部分もあるとは思いますが、福岡と北九州ではそういうエネルギーのベクトルが違うと思いますね。

重岡・分かりやすいたとえですね。

熊谷・こちらに来てから気になっているのは、組織力が高いゆえなのか、個人の自由度が狭いような気がするということ。何よりもフリーランスで活動する人たち、中でもクリエーター系の人たちへのギャランティが安い。ものづくりのまちだからかも知れませんが、カタチのないもの(=ソフト)に対する価値観が低いように思います。これでは、若い人や才能のある人が都会に出て行ってしまうのも無理はない話で…。これも一つの課題かな、と思いますね。

重岡・大きく頷きたいお話です(苦笑)。

熊谷・あとね、シャイで表現ベタという気質もあるのかな? でも潜在的に「目立ちたい!」「楽しいこと大好き!」というエネルギーは、マグマのようにある感じもするし。「こんなことをしたら笑われる」とか「目立ったらいじめられる」とか、そういう概念があるんでしょうか? 私が思うに、「まちを活性化させよう」ということなら、まずは、楽しく、明るく、美しく。真面目であることは、もちろん大切なんだけど、もう少し肩の力を抜いて、「楽しいことって何?」「何をしたら楽しくて、人が来てくれるかなぁ」そんなノリで考えていくと、スムーズに前へ進んでいくんじゃないかと思います。

ファッション協会の
メンバーであることが、
誇りになるような会に。

重岡・北九州ファッション協会については、いかがですか?

熊谷・一つ気になったのは、地域活性のために活動している他の団体と、あまり明確な差異がないということ。主だったメンバーも同じような顔触れだったりしますよね。もう少し価値あるものにするには、敢えてハードルを作って、「ファッション協会」としての個性を出してもいいんじゃないでしょうか。

重岡・ハードル、というと?

熊谷・たとえば独自のペーパーテストを行うとか、独自の入会基準を設けるとか。でもそれはハードルを高くするという意味ではなくて、「友だちが5人以上いる」とか「おしゃれが好き」とか「楽しいことが好き」とか「美味しいものを食べ歩きするのが好き」とか。そんな遊び心のあるペーパーテストに、たくさんYESがある人が入会できる、みたいな。

重岡・それはおもしろそうですね。

熊谷・他の団体とはまったく違う、そういうおもしろい基準を作ってもいいんじゃないかと思うんです。そうすることで、ファッション協会のメンバーと言えば、周囲から「おおっ!」と一目置かれるような、入会していることが誇りになるような、そんな団体になっていったらいいなぁと思います。

重岡・そうすると、メンバーの裾野も広がっていきそうですね。

熊谷・もっと若い人たちに興味を持って入ってもらいたいし、逆に感性のアンテナがとんがってる人たちをスカウトするくらいの勢いがあってもいいかな、と思いますね。なんといっても「ファッション」と名の付くものですから。会合も「ミーティング」と称して、集まる時のドレスコードを決めても楽しいですよね。たとえば、次のミーティングのドレステーマは「チェック」とか。洋服でもよし、アクセサリーでも、小物でも、文房具でも、何でもいいんです。自分なりのアイデアでやって来て、お披露目するのも楽しいと思います。ファッションって、究極のところ、知恵とセンスですよね。今年は20周年ですし、これを機に「新生!北九州ファッション協会」の誕生を期待しています。

重岡・そういうことも、すべて楽しんでやることが大切、ということですね。「楽しんでやる」というのは、熊谷さんのポリシーでもあるんでしょうか?

熊谷・ポリシーとか、生きる上での指針のようなタイソウなものは、あまり考えたことないんですよ(笑)。ただ、何でも自分の目と耳で確かめてみようと心がけています。メディアや広告の仕事は、3のことを10くらいに言ったりする、そういう表現の世界でしょう。知らず知らずのうちに、それに毒されている自分がいることに気付かされることがあります。だからこそ、そうでない「素」の部分を大切にしたい。本質を見極められる人間でありたいし、そうなっていきたいな、と思っています。

重岡・今日は、小気味よいトークをありがとうございました。本日のゲストは、FM KITAQの熊谷美佐子さんでした?♪(…とラジオ風に締めくくってみました)

■カメラ:北九州商工会議所 商業観光課 三好 伸広
■聞き手・文責:Brain Child 重岡 美千代

Posting: 09/08/27 14:45   Comments:    Tags: INTERVIEW   Top↑

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